2020/10/19

ダヴコット文庫 ときめきの100冊 (5)


文芸春秋BOOKS 公式サイト


目の前にある課題を手に取り,力を尽くしてそれらをひとつひとつこなしていく。一歩一歩のストライドに意識を集中する。

しかしそうしながら同時に,なるべく長いレンジでものを考え,なるべく遠くの風景を見るように心がける。 

ひとつひとつのゴールを自分の脚で確実に走り抜けていくことだ。つくすべき力は尽くした。耐えるべきは耐えたと,自分なりに納得することである。

そこにある失敗や喜びから,具体的な ―どんなに些細なことでもいいから,なるたけ具体的に― 教訓を学び取っていくことである。

そして時間をかけ歳月をかけ,そのようなレースをひとつずつ積み上げていって,最終的にどこか得心のいく場所に到達することである。

※ ダヴコット文庫は
 塾生向けに最長2週間貸し出すことができます。