2024/02/12

変わらぬ自民,どうするニッポン!?


「造船疑惑から始まった政治不安に加えてデフレ財政強行で世の中も騒がしくなってきた。... 政治に金が要るということは常識らしいが,政治に金が要らぬ様にしなければ疑獄問題は永久に跡を絶たない。... 佐藤幹事長が 汽船会社がリベートからひねり出したと称する政治資金を収賄したかしないかは検察庁と裁判所に任せておくことにして,自由党の諸君も佐藤氏が有罪なら党員全部同罪だという認識を深刻にもって貰いたい。何れ皆さん総選挙の時に幾らか知らんが幹事長から金を渡されているのだろうから。又渡されていなくても自由党の選挙資金は届け出てあった公式のもの以外に金があったということ位のことは知っていたに違いないから。...」
(白洲次郎「文藝春秋」1954年 7月号 より)