2025/09/30

文化祭でのクラスの取り組みを嘆く高校生へ


どんな場であれ、一人では物事を成し遂げることはできません。学校のクラブ活動でも、地域の活動でも、職場の仕事でも、そこには必ず「役割分担」があります。

大切なのは、まず一人ひとりが自分の役割に責任を持つことです。任されたことをやりきる姿勢が、仲間からの信頼を生みます。責任感の欠けた態度は「誰かがやってくれるだろう」という空気を生み、やがて全体の力を弱めてしまいます。

同時に忘れてはならないのは、他の人の役割を正しく理解し、尊重することです。表に出る役割もあれば、目立たない裏方の役割もあります。どれもが欠けては全体は成り立ちません。互いの役割を軽んじたり誤解したりすると、不信感や摩擦が生まれてしまいます。

責任と尊重。どちらもがそろって初めて、集団は本来の力を発揮します。信頼し合い、支え合う関係の中でこそ、人は安心して力を出すことができ、成果も喜びも共有できるのだと思います。 

まわりはどうであれ、君一人でも、明るく前向きに、そして無理なく取り組んでみてほしいと思います。