2013/01/29

松山千春 35周年記念ライブ

『振り向くな,振り向くな,後ろには夢がない』 と言いながら,それでもふと立ち止まって,これまでの道のりを振り返りたくなる時もあるわけです。

小説とか映画とか昔の友人とか,特に音楽なんかには,そんなふうに思わせる力があるのかも知れません。

松山千春のデビュー35周年記念コンサートを収録した 「summer Live in 十勝」 のDVD を先ほど見終わったばかりだから,多少感慨に浸っているのです。

千春とはデビュー以来のファンということになりますが,今では,ファンと名乗るのも,お互い男同士いい年をして,恥ずかしいわけで,何というかけで,ゆるやかに見守っている,見守らさせていただいているという感じでしょうか。

中3の時の音楽のテストでは, 「卒業」 という曲を弾き語りでを歌い,高2の時の音楽のテストでは,「空を飛ぶ鳥のように,野を駆ける風のように」 という曲を弾き語りで歌った。今思うと音楽のテストが自由発表だなんて,よい先生にあたったものだと思いますね。成績はいずれもパっとしなかったと思います。

高3の時には,北海道での野外コンサートを見るために,はじめての一人旅をした。当時は竹芝桟橋から苫小牧まで,はじめて乗ったフェリーでは,なぜか拓郎の「落葉」を口ずさんでいたっけ。

20歳の時には,当時千春が司会を務めていたTBSの 「ハローミッドナイト」 という番組を観覧した。新成人を特集した内容だった。

。。。

世間ではいろいろ言われる千春さんですが,35,6年もずっと見守り続けてきた人なんて,親と兄弟を除けば,そうはいないものですから,有難いことだと思います。

千春も,持病の糖尿病に加え,2008年6月には心臓が原因で倒れて緊急手術も受けています。コンサートの中では,こんなことを言うようにもなりました。

お前たちも,頼むから,長生きしてください。
俺を一人にしないでください。
頼む。
健康に留意して,この俺より長生きして,
俺を,看取ってください。。。


こちらも自然と泣けてくる。

さいたまは,明日も快晴だそうです。