2013/01/15
教育者に必要な3つの原則
浦和英語塾の使用教材の一つ『ビジュアル英文解釈(伊藤和夫著,駿台文庫)』第13課では,教育に携わる者が備えておくべき3つの資質についての話です。
その第1は,明晰さ。
生徒の弱点を見極め,授業を工夫するなどして,わかりやすく説明できること。
≪Whatever you are teaching,≫ teach clearly.
第2は,忍耐心。
真の教育とは単に情報を与えることではない。生徒の心の中にある学びの芽を育むこと。学ぶに値するもので,すぐに学べるものはない。
Nothing(worth learning)can be learned quickly.
第3は,責任感。
教える立場にある人は誰でも,理解していなければならないことがある。それは,人の生活を指導するということは,重大な事柄であるということ。
Anyone(who teaches)should realize [ that it is a serious matter to guide another person's life ].
この課を扱うときはいつも,あらためて気が引き締まる思いです。
ここで言う責任感とは,生徒本人のみならず,お預かりしている保護者の方々や市民の方々,広くは社会に対して,教育への信頼という点で負っている大きな責任と解釈します。
教育に携わる末席にいる者として,常に自覚しておかなければなりません。