2025/03/31

先頭から読む

絵画は全体が我々の目の前にあり、必要に応じて、どの部分でも見ることができます。目を左から右へ走らせることも、逆に右から左へ走らせることもて きます。上から下へ、時には下から上へ点検してもよいし、左上に描かれた雲の次に、中をとばして右下の花を見てもそれなりの理解は得られるのです。
しかし、言葉はちがいます。言葉は口に出した次の瞬間には消えてしまう点で、むしろ音楽に似ています。はじめからその流れと順序に従って読み考えるだけが理解の方法です。テキストをあちこち眺めて、前後のつながりもなしに食べ散らしてはいけない、先頭から読まなくてはいけないと、私が口ぐせのように言うのはそのためなのです。

伊藤和夫「英文解釈教室 基礎編」より
 

2025/03/30

find oneself C

=気づくとC

【板書メモ】

*Cは前置詞句・形容詞・分詞

She woke up to find herself in an ICU.
目覚めると彼女は集中治療室にいた。

He found himself famous before he knew it.
彼はあっという間に有名になった。 

I've found myself thinking more about my father.
私は知らず知らず父のことを考えるようになっている。


2025/03/29

三単現の S の発音

名詞の複数形の作り方と発音(p440)と合わせて確認し、
細部を意識できる人になろう!




細部にこそ命が宿ります。意識して繰り返すことで、やがて自然に身につきます。


2025/03/28

桜の木に聴いてみなさい。(前半)


渡辺憲司著
「海を感じなさい 〜次の世代を生きる君たちへ」より


桜の木に聴いてみなさい。
君の住む地域にも
桜の名所はあるだろう。
毎年、薄桃色の華やかな
花びらを身にまとう、
あの桜の幹に
手のひらを当てて、
目を閉じてみなさい。

深く一息ついて、
君の生まれた日の記憶を
たどってみるといい。




生まれた日の記憶なんてまさか・・・ 
と君は思うかもしれない。
しかし、想像の翼を広げれば、
リアルな記憶がまぶたの裏によみがえる。

ベッドでほっとした微笑みを浮かべる母の顔。
その少しほつれた髪に手を当てて、
うれしそうにのぞき込む父の顔。
「ご苦労さん」とやさしく掛けた声に、母の顔が和らぐ。
その母の腕に抱かれて、大きな声で泣いているのが君だ。

君たちは、そんなふうに祝福され、
かけがえのない命として、人生の扉を開けたのだ。
日一日と成長して、
やがて保育園・幼稚園を終え、
毎年、桜の咲くころになると、節目となる進学、進級を重ね、
命を育んできた。

その命はいったい誰のものか?

私たちは、自分の命を、
たった一つの自分だけの命と考えがちだが、
それは傲慢である。
自分の身体に宿る命は、
他者と支え合い、共有された命なのだ。

互いが複数の命をもち合い、
一つの身体に、二つも三つもの命が宿る。
何の不思議もない。
それが、命というものなのだ。

(後半へ続く)


2025/03/27

基礎こそ最強の力 ~ 学習のヒント

 

『プロを目指す人には今どんなに力があっても、最初級レベルからきっちりやることをお勧めしています。ジャパンタイムズで私が新人記者特訓を担当していたときは、英検1級を持っていても最初は200語レベルから始めました。実は超落ちこぼれ記者用に中学1年生レベルの入門読本も用意してありました。大人にとっては退屈な内容なのですが、伸びが速い記者ほど「読んでみたら面白かった」と言っていました。』

 

ジャパンタイムス元編集長 伊藤サム
公式サイト『英語の世界』より
 

2025/03/26

夢なき者に成功なし

 

夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし

計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし

故に 夢なき者に成功なし

by 吉田松陰



2025/03/25

ひとつひとつ大事に磨き続ける ~ 学習のヒント


『もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。』
村上春樹
『走ることについて語るときに僕の語ること』より

 

2025/03/22

慣れるまで習え ~ 学習のヒント

 

『1冊のテキストが「分かった」からと言って、別の新しい教材をやってみる。こんな人の英語力はかわいそうなほど伸びません。「習うより慣れろ」という言葉がありますが、私はそれでは足りないと考えています。英語は「慣れるまで習え」と声を大にして言いたいと思います。テキストを繰り返し繰り返し声に出して読み、身体が英語に慣れるまで精進してください。』

國広正雄『英会話・ぜったい 音読』より


2025/03/21

国語(教養)の大切さ ~ 学習のヒント

 

『言葉の裏にある思想を理解するには、背景に、ある程度の教養をもっていなくてはいけない。その教養は小学校時代から始まる。

国語、算数,理科、社会,どんな学科にも興味を持っていた者は幸いである。ラジオ、スポーツ、映画、演劇,美術などに興味を持っていた者は幸いである。特に、新聞,雑誌、小説、論文,随筆などを熱心に読んできた者は、外国語の学習の資格をじゅうぶん備えている、と言ってよい。

国語が本当にわかっていることは外国語を半分理解していることであると言っても過言ではない。個々の教養は英語の学習を能率的にする。』  


柴田徹士『英文解釈の技術』より 

 

2025/03/18

develop

[原義:de(打消し)velop(包む)→包みを開ける]

【板書メモ】

envelop[原義:en(中に)velop(包む)]~を包む
envelope:封筒 

develop one's business:事業を発展させる
develop one's knowledge:知識を高める[広める]
develop muscles:筋肉を鍛える[つける]
develop natural resources:天然資源を開発する
develop problem-solving skills:問題解決能力を伸ばす
develop a sense of humor:ユーモアのセンスを身につける
develop a theory:理論を展開する
develop trust:信頼を築く
develop a bad habits:悪い癖がつく


2025/03/17


「10代のための座右の銘」(オーイズミ)

 

2025/03/16



楽しい時間は素晴らしい思い出となり、辛い経験は成長や学びにつながる。人生のあらゆる経験には価値があり、前向きに捉えることが大切です。

明日もがんばろー!


2025/03/15

身内を見ていて国民の側を見るという姿勢が欠けていた


総理大臣であり、法律をつくる立場にある最大政党の総裁による、誠に残念な国会答弁です。公職に40年も携わってきた人物が、自身の道徳的・倫理的な判断基準を欠いたまま、今になって「真摯に受け止める」「猛省する」と言っても、その言葉にどれほどの説得力があるのか。情けないばかりである。


毎日新聞


14日(金)午後・参議院予算委員会にて

自民・山下議員への答弁:

「本当にすまなかった、ありがとう、という思い以外の何物でもないが、高額で世の中の常識と違うという指摘は甘んじて受けなければならない。政治は結果責任なので多くの人が不快な思いをし、怒りを持っていることには当然、責任を負うべきで真摯に受け止め、猛省する」

立憲・森本議員への答弁:

「私費で行った。議員を40年近くやっているとそれなりに自由に使えるお金はあり官房機密費とかそういうものではない。自民党のコンプライアンス専門の弁護士には確認をとっており、政治資金規正法にも公職選挙法にも抵触するものではない」

「金額はそれぞれ記憶していないが(10万円を)上回る額はなかったと覚えている。回数が何回か明確に答える資料は持ち合わせていないが、おそらく両手で数えて足りるか足りないかぐらいではないか」

公明・塩田議員への答弁:

身内を見ていて国民の側を見るという姿勢が欠けていた。真摯に激しく厳しく反省していかなければならない。論理がやや身内に偏っていて、国民への思いが至らなかった点は深くお詫びを申し上げる。大変申し訳ない」 

維新・柳ヶ瀬議員への答弁:

「収支報告書への不記載の問題と次元が違う話だと思っているが、世の中の人が、これはおかしい、常識とは違う、と思っていることは深く反省し、以後、このようなことがないよう誠心誠意、努めていく」

(参考:NHKニュース・防災)


2025/03/14

pollen season

=花粉のシーズン


【板書メモ】

Japan's notorious pollen season is peaking in Tokyo and other cities this week, leaving millions battling itchy eyes, runny noses, and relentless sneezing fits.

notorious:悪名高い
pollen:花粉
leave O doing:Oを~している状態にする[Oが(結果的に、意図せず)~している状態になる]
battle:~と戦う
relentless:容赦なく続く

leaving ~ は「分詞構文」。leave の主語は、文の主語、つまり Japan's notorious pollen season であることが約束(高1で学びます)

日本の悪名高い花粉シーズンが今週、東京や他の都市でピークを迎え、何百万人もの人々が 目のかゆみ、鼻水、そして容赦なく続くくしゃみと戦っている。

 

2025/03/12

進路報告


昨年6月から通い始め、秋には推薦で第一志望の大学への合格を決めていました。しかし、もう一つの志望校にも挑戦したいという強い意志を持ち、引き続き弊塾で学ぶことを選びました。


「基礎マスター」を修了後、共通テスト対策を経て、過去問を6本解きました。基礎マスターから一気に共通テスト・過去問へと移行できたのは、彼女のもともとの実力に加え、自分なりの評価軸を持ち、疑問点を的確に質問できる力があったからこそだと思います。


結果として補欠合格の候補に残ったものの、惜しくも合格には届きませんでした。しかし、彼女の努力と挑戦は決して無駄にはなりません。進学先の東京家政大学人文学科で、心理カウンセラーや社会福祉士などの資格取得を目指し、新たな道を歩み始めます。


最後の授業を終えた今日、彼女の未来への一歩を心から応援しています。積み重ねてきた努力を信じ、自信を持ってこれからも夢に向かって力強く進んでください!


 

2025/03/11

時に海を見よ

~ 東日本大震災から14年 


時に海を見よ
~ 卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。

ここをクリック
(立教新座中学校・高等学校ホームページ)




2025/03/08

at the other end of the scale

= 尺度の反対側に → 対極に(ある)

【板書メモ】

❑ Although not as well-known as the British Museum, perhaps some visitors would be interested in a museum at the other end of the scale.

大英博物館ほど知られてないが、中にはその対極にある博物館に興味を持つ観光客もいるかもしれない。

Her dancing is OK, but her singing is at the other end of the scale.

彼女のダンスはまあまだが、歌は駄目だな。



2025/03/07

A Change Is Gonna Come

by  サム・クック
1964.12.22 発表




It's been a long, a long time coming,
but I know a change is gonna come,
oh yes it will."

長い間ずっと待っていた
だけど変化は必ずやって来る
そう信じてる


2025/03/06

go + unで始まる過去分詞

= ~ のままである(~ のまま物事が進んでしまう)


【板書メモ】

❑ She got a new haircut, but it went unnoticed by her friends.

 彼女は髪型を変えたのに、友達に気づかれなかった。

Even though she won the art contest, her talent went unrecognized at school.

 彼女は美術コンテストで優勝したのに、学校ではその才能が認められなかった。

Her diligence did not go unnoticed.

 彼女の勤勉さにみんな気づいていた。

go unpunished 罰を受けないままである
go unreported 報告されないままである


2025/03/05

A war can never be ended by a war.


In 2014,
the Nobel Peace Prize was 
awarded to Malala. She became 
the youngest person in history
to receive the prize.

In her speech, Malala said,
“A war can never be ended by a war.”

“Instead of sending guns,
send pens.
Instead of sending tanks,
send books.
Instead of sending soldiers,
send teachers.”

Reading 2, Sunshine 3 より


2025/03/04

tarrif

=タリフ:関税

【板書メモ】

▶ 国内生産を刺激するために関税が引き上げられた。

Tariffs were raised in order to stimulate domestic production. (W)

▶ 国内農業を保護するために、政府は外国の農産物により高い関税をかけた。

To protect domestic agriculture, the government imposed a higher tariff on foreign farm products. (G)

▶ アメリカは日本に輸入品の関税を引き下げるよう圧力をかけてくるだろう。

The US will put pressure on Japan to lower tariffs on imports. (O)

W:ウィズダム、G:ジーニアス、O:オーレックス


2025/03/03

耳の日

hear と listen



実用英語技能検定においては、1993年度まで聴解力試験のことを「ヒアリング」と称していたが、1994年度に「リスニング」へ改称され現在に至っている。(ウィキペディア)

hearing test は「聴力検査」のこと


2025/03/01

あまりに のうてんきな


― 脳天気な

〚あきれるほど屈託がない〛ridiculously carefree

〚あまりにも気楽な〛too easygoing

(以上、ウィズダム英和・和英辞典)

〚彼は本当に能天気なやつだ〛
He is such an easy-going [a happy-go-lucky] guy.

〚何を能天気なことを言っているんだ!〛(→真剣になれ)
Can't you ever be serious, for goodness' sake?
Just try being a little serious!

(以上、オーレックス英和・和英辞典)




Trump-Zelensky White House meeting