2024/10/30

2024/10/28

backfire

=裏目に出る、逆効果になる (P121)




石破茂首相の 就任からわずか8日後に 衆議院を解散するという 戦略は、特に彼が以前に喧伝していた方針を撤回した後、有権者は投票の根拠がほとんどなく、裏目に出たようです。

【一口メモ】

strategy:戦略、方策(T1965)
dissolve:~を解散する、溶解する(T1502)
assume:~を引き受ける、~を想定する・思い込む(T430)
appear to do:~するように見える(T442)
base:~の基礎を置く、土台・基礎(T66)
backtrack:~を撤回する
previously:以前に(T277)
touted ~:喧伝していた~、公約として謳っていた~
policy:政策、方針(T1063)


P:大学入試 無敵の難単語 PINNACLE420
T:東大英単語熟語 鉄壁


2024/10/27

「人生の成功」の定義

=Definition of 'success in life'


田坂広志「叡智の風 50の物語」より


アメリカの初等教育において、
かならず子供たちに教える言葉があります。

 Define your own success.
 あなた自身の「成功」を定義しなさい。

この言葉を聞くとき、
我々は、気がつきます。

世に溢れる「勝者」や「勝ち組」という言葉の中で、
自分自身が定めた「成功」の基準ではなく、
社会通念が定めた「成功」の基準によって、
無意識に、人生の道を選んでいく。

その我々の姿に、気がつきます。

しかし、そのことに気がつき、
自分自身の「成功」を定義しようとするとき、
我々は、しばしば、
さらに深い問題に突き当たります。

 自分が本当に決めているものが、
 分からない。

それゆえ、アメリカの初等数育においては、
先はどの言葉とともに、かならず、
もう一つの言葉を教えるのでしょう。

 Find your own uniqueness.
 あなた自身の「個性」を発見しなさい。

すべては、深い「自己探求」から始まる。

この二つの言葉は、
そのことを教えてくれるのです。






2024/10/25

Father's heartbreaking plea


Palestinians scramble for bread 
as Gaza's humanitarian crisis worsens.

ガザの人道危機が悪化するなか、
パンを求めて先を争うパレスチナの人たち




2024/10/24


【一口メモ】

LDP:Liberal Democratic Party、自民党
 admit:~を認める
 fund:~に資金を提供する
 branch(es):政党支部
 ... led by ~:~によって率いられた... → ~が率いる...
 scandal-hit member(s):裏金議員



 

2024/10/23

たかが1回、されど1回


普通の人が10回するところを、
成功する人は、11回する。
その差はわずか1回。
1回は神様へのチップだ。

中谷彰宏 金言集より


2024/10/21

恐れず挑め


中島敦「山月記」より

人生は何事をも為さぬにはあまりに長いが、何事かを為すにはあまりに短いなどと口先ばかりの警句を弄(ろう)しながら、事実は、才能の不足を暴露するかもしれないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭(いと)う怠惰とが己(おれ)のすべてだったのだ。己よりも遙かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者がいくらでもいるのだ。

 

 

2024/10/20

Tomorrow is another day.


=明日は別の日だ、明日があるさ、明日は明日の風が吹く、今日がだめでも明日があるじゃん、


OLEX


2024/10/19

知之為知之、不知為不知。是知也。

=之(これ)を知るを之を知ると為(な)し、知らざるを知らざると為す。之知る也(なり)。


知っていることは知っていると自覚し、知らないことは知らないものとして受け入れ、わからないことは質問する。ここに「学び」があり、このような姿勢を持つ人は、ぐんぐん成長していきます。

一方、知らないのに知ったかぶりをしたり、思いついたことを適当にでっちあげたりする人は、自分が知っていると思っていることも、実は単に知っているつもりになっている場合が多いのです。予習や復習を通じて自分の頭でしっかり考えないと、質問することも難しくなります。ここには「学び」はないのです。

逆に、質問ができるようになれば、新たな視点やより深い理解を得ることができます。失敗を恐れずに積極的に質問する姿勢が、成長を助けるのです。


2024/10/18

「文武両道」の本当の意味


養老孟司「バカの壁」より 

「学習」というとどうしても、単に本を読むということのようなイメージがありますが、そうではない。出力を伴ってこそ学習になる。それは必ずしも身体そのものを動かさなくて、脳の中で入出力を繰り返してもよい。

ところが、往々にして入力ばかりを意識して出力を忘れやすい。...

江戸時代には、朱子学の後、陽明学が主流となった。陽明学というのは何かといえば、「知行合一」。すなわち、知ることと行うことが一致すべきだ、という考え方です。

これは、「知ったことが出力されないと意味がない」という意味だと思います。これが「文武両道」の本当の意味 ではないか。文と武というものが並列していて、両方を習熟すべし、ということではない。両方がグルグル回らなくては意味が無い、学んだことと行動とが互いに影響しあわなくてはいけない、ということだと思います。

 

2024/10/17

Nothing new


WISDOM


【板書メモ】♠502

A: I'm full. But I want something sweet.
B: I know a new cake shop.
Program 7, Sunshine 1

A: Do you have any plans for next Saturday?
B: Nothing special.
Program 1, Sunshine 2

 

2024/10/15

これが選挙です。

衆院選公示日
27日(日)投開票


出口治明「選挙リテラシーが大切」より

選挙は民主主義の根幹をなしている制度ですから、きちんと教育しないといけません。昔、北欧の友人から...次のような話を聞きました。

近代国家では選挙の際にメディアが必ず「どの候補者が優勢」か事前に報じる。

いいと思った場合 ...3つの方法がある。

①投票所に行って、その候補者の名前を書く。
②棄権する。
③白票を投じる。これらは全部同じ結果となる。

いやだと思ったら ...1つの方法しかない。

①投票に行って、違う人の名前を書く。

これが選挙です


投票に行ったところで何も変わらないという人がいますが、それは全く違うのです。投票に行かないということは棄権ではなく、優勢な候補者に票を入れたことと同じことになる。投票率が10パーセント上がるだけで当選者の顔ぶれはがらりと変わると言われています。市民のリテラシーを高めるために北欧のような実務的な教育を行うことです。


2024/10/12

2024 Nobel Peace Prize






日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)
"核兵器のない世界を実現するための努力と、
目撃証言を通じて、核兵器が二度と
使われてはならないことを示したことに対して"

【一口メモ】

free of/from ~:(望ましくないもの)のない
❑ 形容詞に修飾語がついている場合は、名詞を後ろから修飾します。a world ← free of nuclear weapons(核兵器のない → 世界)。cf. a bento available at train stations(Program 3, Sunshine 3)


2024/10/11

the individual mind and spirit of a man


人類は創造力をもった唯一の種であるが、人類のもつ創造の手段は、個人の独自の精神と気魄だけである。ふたりの協力によって物が創造されたためしはない。 ...  ひとたび創造の奇跡が起これば、集団はこれを組織だて、拡大することはできるが、集団がなにかを創造することはけっしてない。尊いのは個々の人間の独自の精神である。

Our species is the only creative species, and it has only one creative instrument, the individual mind and spirit of a man. Nothing was ever created by two men.  ...  Once the miracle of creation has taken place, the group can build and extend it, but the group never invents anything. The preciousness lies in the lonely mind of a man.

原仙作 「英文標準問題精講」より
#教養レベル 主教材
  

2024/10/10

2024/10/09

知に働けば

 
 山路を登りながら、こう考えた。

 知に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、画が出来る。

 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向こう三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。

 越すことの成らぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。

 

速音読チャレンジ
夏目漱石「草枕」冒頭より



2024/10/08

寒露

= Cold Dew
今日から二十四節気の「寒露」



divide A into B:Aを分割してBにする
white dew:白露(二十四節気 2024/9/7〜9/21)
autumn crpos:秋の作物
ripe:食べ頃、熟した


2024/10/07

雨ニモマケズ

岩手県魅力発信PR動画




雨ニモマケズ
宮沢賢治


雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンヂョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテ コハガラナクテモイゝトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ




2024/10/06

学習のヒント


『言葉の裏にある思想を理解するには、背景に、ある程度の教養をもっていなくてはいけない。その教養は小学校時代から始まる。国語、算数、理科、社会、どんな学科にも興味を持っていた者は幸いである。ラジオ、スポーツ、映画、演劇、美術などに興味を持っていた者は幸いである。

特に、新聞、雑誌、小説、論文、随筆などを熱心に読んできた者は、外国語の学習の資格をじゅうぶん備えている、と言ってよい。国語が本当にわかっていることは外国語を半分理解していることであると言っても過言ではない。個々の教養は英語の学習を能率的にする。

しかし、高校上級にあっては、もはや教養目標の余分の読書はできない。各科目の学習に際して、詰めこみ、丸暗記をねらわず、真に理解し,自分自身の知識として消化することによって、それに代用させるよりしかたがない。

知るを知るとし、知らざるを知らずとせよ、これ知るなり。すなわち、わからないことは一応わからないこととして、わかっていることと区別する。これが真の意味での「教養」でもあり、本当の真理探究の態度でもある。そして、真の能率を高めることになるのである。』

柴田徹士『英文解釈の技術』(1960)より


2024/10/05

"Sempo"


【板書メモ】Reading 2, Sunshine 2

Chiune Sugihara introduced himself as "Sempo" when he was in Europe, because it was easier to pronouce.



NHK+ 配信中




2024/10/04

命令文+and/or


【板書メモ】

Gime me five minutes, and I'll change the tire.
= If you give me five minutes, I'll change the tire.
(5分待ってくれれば、タイヤの交換をしましょう)

 Rub this oil on your skin, and the itch will soon go off.
= If you rub this oil on your skin, the itch will soon go off.
(この油を肌にすりつけると、じきにかゆみがなくなります)

 Stop running, or you'll lose your breath.
= If you don't stop running, you'll lose your breath.
(走るのはやめなさい、さもないと息が切れますよ)

「英文法解説」より


2024/10/03

tit-for-tat violence

=報復的な暴力、暴力の応酬

この非常に危険な 報復的な暴力の連鎖を止めなければならない。

by António Guterres



 

2024/10/02

接続詞の as (2)


【板書メモ】

【譲歩】

as (=though) 譲歩の意味を強調する文語的な構文。(程度を示せる)形容詞・副詞・動詞・名詞が文頭にくる。 

Old as he is ( = though he is old), his step is till as steady as ever.
(年は取っても、足どりは相変わらずしっかりしている)

Much as I respect her, I cannot agree with her on that point.
(彼女を尊敬しているが、その点では賛成できない)

Try as we would, we could not get him to cheer up.
(どんなにやってみても、彼を元気づけることができなかった)

文頭に無冠詞の名詞を出す次のような構文は、現在ではほとんど使わない。

Child as he is, he can think clearly and act wisely.
(子供ではあるが、考えがはっきりしていて、やることもそつがない)

【その他】

as it is/was (in reality) 前に述べられている希望・願望・などの内容を受けて、「ところが実際には~ではない/なかったので」となる。

❑ We hoped things would go better, but as it is they are getting worse.
(万事好転するだろうと思っていたが、実際はだんだん悪化している)

❑ I wished I had written down her words. As it was, I had to speak from my memory.
(彼女の言葉を書き留めておけばよかったと思ったが、書き留めておかなかったので、記憶に頼って話さなければならなかった)


(参考:チャート式新々総合英語、英文法解釈)


 

接続詞の as (1)


【板書メモ】


【限定】

主節に対する限定

 As scientific terms go, "climate change" is lame.
(科学用語としては、「気候変動」は説得力がない)

❑ The English are not intellectual, as Europeans go.
(ヨーロッパ人としては、英国人は知的ではない)

前の名詞に対する限定(形容詞節)

 Apple pie as Dorothy makes it is a work of art.(it = apple pie)
(ドロシーの作るアップルパイはまさに芸術品だ)

❑ Industry as we know it today began in 1765 when James Watt developed the first practical engine.
(今日われわれが知っているような工業は、ジェームズ=ワットが初めて実用的な円陣を開発した1765年に始まった)


接続詞の as には他にも【時・理由・様態】などいろいろな意味があり、主節と従属節の両方を見比べないと、その意味が決らないことから、確かにやっかいではありますが、いつも意識できれば、すぐに慣れてしまうものです。以下の3つの意味が「きほんのき」です。

【時】

❑ As he became older, he grew more selfish.
(彼は年をとるにつれて,ますます利己的になった)

❑ As I closed the door, the telephone rang.
(私がドアを閉めたときに,電話が鳴った)
 
❑ A good idea occurred to me as I was speaking.
(話しているうちに,名案が浮かんだ)
 
❑ He whistled as he walked.
(彼は歩きながら,口笛を吹いた)
 
【理由・原因】

❑ As my bike broke down, I took a bus to school.
(自転車が故障したので,学校までバスで行った)

❑ I turned off the television as no one was watching.
(だれも見ていなかったので,私はテレビを切った)

【様態】

❑ Do as you were told.
(言われたとおりにしなさい)


(参考:チャート式新々総合英語、英文法解説)


2024/10/01

「選挙リテラシーが大切」

出口 治明


選挙は民主主義の根幹をなしている制度ですから、きちんと教育をしないといけません。

昔...北欧の友人から...次のような話を聞きました。

近代国家では、選挙の際にメディアが必ず「どの候補者が優勢」か事前に報じる。

いいと思った場合、...3つの方法がある。投票所に行って、その候補者の名前を書く、棄権する、白票を投じる、これらは全部同じ結果となる。

いやだと思ったら、...1つの方法しかない。投票に行って違う人の名前を書く。

これが選挙です。

中学生にも選挙の仕組みがよくわかるように知恵を絞って教育しているのです。

「投票に行ったところで何も変わらない」という人がいますが、それは全く違うのです。「投票に行かない」ということは棄権ではなく、優勢な候補者に票を入れたことと同じことになる。投票率が10パーセント上がるだけで当選者の顔ぶれはがらりと変わると言われています。市民のリテラシーを高めるために北欧のような実務的な教育を行うべきです。(以上、出口治明)



岩波書店編集部編 岩波書店(2016)より