2024/10/02

接続詞の as (2)


【板書メモ】

【譲歩】

as (=though) 譲歩の意味を強調する文語的な構文。(程度を示せる)形容詞・副詞・動詞・名詞が文頭にくる。 

Old as he is ( = though he is old), his step is till as steady as ever.
(年は取っても、足どりは相変わらずしっかりしている)

Much as I respect her, I cannot agree with her on that point.
(彼女を尊敬しているが、その点では賛成できない)

Try as we would, we could not get him to cheer up.
(どんなにやってみても、彼を元気づけることができなかった)

文頭に無冠詞の名詞を出す次のような構文は、現在ではほとんど使わない。

Child as he is, he can think clearly and act wisely.
(子供ではあるが、考えがはっきりしていて、やることもそつがない)

【その他】

as it is/was (in reality) 前に述べられている希望・願望・などの内容を受けて、「ところが実際には~ではない/なかったので」となる。

❑ We hoped things would go better, but as it is they are getting worse.
(万事好転するだろうと思っていたが、実際はだんだん悪化している)

❑ I wished I had written down her words. As it was, I had to speak from my memory.
(彼女の言葉を書き留めておけばよかったと思ったが、書き留めておかなかったので、記憶に頼って話さなければならなかった)


(参考:チャート式新々総合英語、英文法解釈)