1冊のテキストが「分かった」からと言って,別の新しい教材をやってみる,こんな人の英語力はかわいそうなほど伸びません。
基礎練習は身体が覚えるまでやることです。「分かる」と「使える」は大違いです。「分かる」だけでは「使える」英語はぜったいに身につきません。これと決めたら,身体が覚えるまで,その教材をやるのです。
「習うより慣れろ」という言葉がありますが,私はそれでは足りないと考えています。英語は「慣れるまで習え」と声を大にして言いたいと思います。テキストを繰り返し繰り返し声に出して読み,ノートに書き写して,身体が英語に慣れるまで精進してください。
例えば,当たり前の話ですが,水泳教本を読んで泳ぎ方が「分かった」と言って満足する人はいません。
泳げるようになりたければ,教本に書いてあることを理解した上で,「とにかく泳ぎなさい」ということです。
泳げるようになりたいと口にしてばかりで,教本も読まず,泳ぎもしない人は,ぜったいに泳げるようになりません。
いたってシンプルです。