2025/08/24

Message to his team

from captain Aaron Judge


"There's nothing we can do about the past 100 something games we've played.  We've got to focus on what we can do now.  That's all we can do,""

"過去の100何試合については、私たちには何もできない。今できることに集中しなければならない。それだけが私たちにできることだ。"
 

2025/08/23

Famine confirmed for first time in Gaza

United Nations



It is a famine that we could have prevented
if we had been allowed.
Yet food stacks up at borders
because of systematic obstruction by Israel.
Enough.
For humanity's sake, let us in.

これは、私たちが防ぐことができた飢饉です
――もし許可されていたなら。
けれども食料は、イスラエルによる体系的な妨害のために
国境に積み上げられています。
もうたくさんです。
人間の尊厳のために、私たちを入れてください。


トム・フレッチャー人道問題担当国連事務次長
#強調構文 #仮定法過去完了 #yet #for A's sake


2025/08/20

山の頂きを想い浮かべなさい。――理想とは?

渡辺憲司著
『海を感じなさい。――次の世代を生きる君たちへ』より


山の頂きを想い浮かべなさい。
マッターホルンのような、
天を突く峻厳なる山をまぶたの中に描いてみなさい。
何が見えるか。

山の頂きから見つめられている自分を感じなさい。

頂きにきらめくのは、君の理想である。
理想が、君を見返しているのだ。

自らに正直であるか。
理想までの道のりをまじめに考えているか。
岐路にさしかかったとき、
道標を見ずとも、
自分の判断をじられるか。
疲労困憊しても、
なお頂上をめざす気概があるか。

山の頂きから、理想がそう問いかけている。

焦ることはない。
道が険しければ、回り道をしたっていい。
ときには引き返す気も必要だろう。

若者には、
ゆっくり行く自由がある。
ゆっくり進むことが許されるのは、
君たちの特権なのだ。
ただし、頂上からは目をそらすな。
まなざしの強さが、心の強さを支える。

「これでいいのか?」と迷いながら進みなさい。

自分の知識を確信としてもってはいけない。
自分の価値観を絶対だと思ってはいけない。
過去の成功体験に自信過剰になるなんて、もってのほかだ。

自分に、知識に、価値観に、
絶対性などあり得ない。
人生は、ゆらめきながら進むのが正しいのだ。

疲れたら休みなさい。
山の懐に抱かれて休みなさい。
疲れたあとの休息なら、誰もとかめたりはしない。
眠りはつねに深くとりなさい。
そして翌朝、大気を思いっきり吸い込んで
一歩を踏み出すのだ。

そびえる山を想い浮かべなさい。
粛然とたたずむ山の頂きを見つめなさい。

理想が君を、やさしく見返している。

 

2025/08/19

音読を学習の中心に

「英文理解」はあくまで「音読練習」の準備段階と位置づけ、音読そのものを学習の中心に据える――そのような発想の転換が必要です。

英文を語順に沿って左から右へ、意味内容を思い描きながらスラスラと読めるようになるまで、繰り返し音読練習を重ねてください。


浦和英語塾HP「学び方」より


"Find Your Own Donut"

Toyoda Akio gave the graduation speech at Babson College in May 2019. The speech asks us not to be boring and to find our own donuts.



【初級レベル】
Optional Lesson,
CROWN English Communication I より


2025/08/18

北の国から



杵次「薪はすこしだ。一時にあんまりくべちゃならん」
純「ハイ」
 ――立ちあがり、周囲をぐるっと見まわす。
 風の音。
 音楽――いつかやんでいる。
杵次「むかしはずうっと、うっそうたる森じゃった」
 純。
純「ここが――ですか?」
杵次「うン」
純「――」
杵次「熊が遊んどった」
純「――ここらで?」
杵次「ああ」
純「――」
杵次「もともとここらは、熊の土地じゃった。
純「――」
杵次「人間が来て勝手に――熊を追いだした」
純「――」
 風の音。
杵次「この奥に古い切り株がまだあろう」
純「ア、ハイ」
杵決「五百年はたっとった。桂の大木で。わしらが鋸できり倒した。そりゃあほえるようなすごい声をたてた」
純「――」
杵次「まだあの声は――耳についとる」
純「声って――何の声?」
杵治「木の声。倒される。木は倒されるとき大声をあげる」
 純。
杵次「殺生もずいぶんした。――そうして開いた。―― 一反開くのに何年かかったか」
純「――」
杵次「わしらと――馬と――。そまつな道具と」
純「――」
杵次「馬ももうおらん」
純「――」
杵次「トラクターに押されて」
純「――」
杵次「そうして若いもンはみな土地を捨てる」
純「――」
杵次「わしらが、殺生して切りひらいた土地をじゃ」
純「――」
杵次「熊や――木や馬に――。何と申し開く」
純「――」
 杵次。
 間。
杵次「人間は勝手じゃ」
純「――」
杵次「もすこし薪を入れろ」
純「ハイ」



2025/08/12

「銀河鉄道の夜」の英語


齋藤孝 監修「楽しみながら1分で脳を鍛える 速音読」より


 そのときすうっと霧がはれかかりました。どこかへ行く街道らしく小さな電燈の一列についた通りがありました。それはしばらく線路に沿って進んでいました。そして二人がそのあかしの前を通って行くときはその小さな豆いろの火はちょうど挨拶でもするようにぽかっと消え二人が過ぎて行くときまた点(つ)くのでした。
 ふりかえって見るとさっきの十字架はすっかり小さくなってしまいほんとうにもうそのまま胸にも吊(つる)されそうになり、さっきの女の子や青年たちがその前の白い渚にまだひざまずいているのかそれともどこか方角もわからないその天上へ行ったのかぼんやりして見分けられませんでした。

 When the mist finally began to lift they could see a wide road lined with electric lights skirting the track for some distance then leading off into the blue. The little pea-colored lights blipped off as the train approached, as if acknowledging its presence, then blipped back on again as it passed.
 The cross had shrunk so small in the distance that it looked like you could pick it right up and hang it on your chest, and there was no way on earth of knowing whether the little girl, the young man and the others were still kneeling on that white shore or had already gone off somewhere to their heaven.

ロジャー・パルバース 訳
「『銀河鉄道の夜』を英語で読む」より

【教養レベル】

 

2025/08/11

「銀河鉄道の夜」の英語


齋藤孝 監修「楽しみながら1分で脳を鍛える 速音読」より


 ジョバンニはああと深く息しました。
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼(や)いてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」ジョバンニが云いました。
「僕わからない。」カムパネルラがぼんやり云いました。
「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新らしい力が湧くようにふうと息をしながら云いました。

"Campanella," said Giovanni, sighing deeply,
"we're alone again.  Let's stay together till the ends of the earth, okay?  If I could be like that scorpion and do something for the benefit of all people, I wouldn't care if my body burnt up a hundred times over."
"Me too," said Campanella, his eyes welling with the clearest tears.
"But what is real happiness, Campanella?"
"Search me," he answered dreamily.
"We'll keep our spirits up, won't we?" said Giovanni, taking a deep breath and feeling a new strength gushing through him.

ロジャー・パルバース 訳
「『銀河鉄道の夜』を英語で読む」より

【教養レベル】

 

2025/08/08

a winsome smile

cheerful うれしそうな
pleasant 愛相のいい
appealing 魅力的な smile 笑顔



2025/08/07

学び方

【概要】

まとまりのある英文を素材に、英文構造を分析し、意味内容を理解し、繰り返し音読し、シャドウイングを発表する。「わかる→できる」を重ねて上を目指す。



2025/08/05

歴代最高気温 41.8℃


青チャート 章末問題



夏休みは、普段なかなか手が回らない復習にじっくり取り組むチャンスです。
文法書の解説や例文を確認したら、ぜひ章末問題にもチャレンジしてみましょう。

塾での予習・復習の範囲にとどまらず、学校でこれまで学んできた内容も、あらためて解き直すことで理解がより深まります。
一度やった問題でも、時間を置いて取り組むと新しい発見があります。

そして何より、この時間を通して、自分の心の奥にある「好奇心」を取り戻してほしいと思います。
課題だから、言われたから、ではなく――。
自分の将来を思い描きながら、自分のために学びに向き合ってもらえたらと思います。


2025/08/04

Let's move forward—word by word, in context!

During the summer, try to have your own goals
and do your best every day!

例文を通して、単語を一つずつ着実に覚えていこう!





2025/08/03

追悼 上条恒彦さん

出発の歌(たびだちのうた)
by 上條恒彦&六文銭



2025/08/02

東西南北と言えば4つの方向があり、前後左右と言っても同様である。しかし、書かれた英語の場合、前とは左のことであり、後とは右のことであるから、その方向は2つにすぎない。さらに、代名詞とその受ける語句との関係にかぎって言えば、代名詞によって受けられるものはふつう前にあるから、方向は1つしかないことになる。

ところが、it だけは、it ... to や it ... that のように、あとに続く語句と関連することによってはじめて意味を持つことも多い。天候・距離の it になると、前ともあとともつながりを持たず文中にいわば「天から降る」かのごとく現れるのであるから、it の方向性は3つということになる。数ある代名詞の中から it だけを取り出して扱わねばならないのは、もっぱらこの方向性の多さに原因がある。...  

代名詞の受けるものをきちんと定めようとする態度は、英文の正確な読解に不可欠の姿勢であるが、it の場合は特に「it = それ」と訳して満足してしまってはならないことを ... 知ってもらいたい。

伊藤和夫「英文解釈教室」より


2025/08/01

現在の英語教育の最大のガンは高校入試にあるのではないかと、私はかねがね思っています。そこでは、何が分かっていることが、本当に英文を読めることにつながるのかの分析もないまま、くだけた言い方をすれば、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」というだけの考え方で、大量で時には難解な英文が試験問題として取り上げられています。

しかも設問はその英文の内容とほとんど関係がないか、選択肢を見るだけで正解は分かってしまうような問題に終始しているのです。もっと悪いのは、そういう設問に答えることができると、学生は、時には教師までが、もとの英文が読めたものと信じこんでしまうことです。

高校生の大部分は高1か高2のどこかで、教科書の内容が急に難しくなり、今までのやり方、単語の意味を調べたあとは、フィーリングと想像力を働かせて文の内容らしいものをでっち上げるというやり方では、一歩も先へ進めないことに気がついて、ガクゼンとするのですが、それは皆然のことなのです。そういう時にどう考えたらよいかという方法は今まで誰も教えてくれなかったのですから。


英語を支える少数の約束を理解し、その約束に従って読む訓練をすれば、「英語が見える」ようになり、分からないときに考えてゆく手がかりをつかむことは、そんなに難しいことではないのです。

伊藤和夫「ビジュアル英文解釈」より