海外語学研修から無事帰国した高校生の塾生から,老舗ショコラティエのチョコレートをおみやげにいただいた。ありがたく早い者勝ちで他の塾生とシェアさせてもらいます。
「英語もまだまだだけど,今まで当たり前に思っていた日本の国や日本語のこと,実は全然わかってなかった」 と彼女は言っていた。
このことを言い換えれば「『無知の知』を自覚できた」とも言える。 「無知の知」,一度ググるなどして自分で調べてほしい。
手元の大辞林には「真の知に至る出発点は無知を自覚することにある,とするソクラテスの考え方」とある。
たんに言葉の知識としてではなく,自分自身の経験からそう感じ,口にできたこと,とてもうれしく思いました。海外研修の意義のすべてが,彼女の言葉の中にあると言っても過言ではないのだから。
写真にある栞(しおり:Bookmark)のシリーズを渡航前に進呈していた。「一人でも多くの人といっぱい話をして,お話しができた人に記念にプレゼントしてあげると喜ばれるよ」と添えた。30枚ちょっとあったと思うが,全部渡すことができましたと報告を受けた。たいしたものである。