2019/01/18

武者震い

いよいよ明日から,大学入試センター試験が始まる。

志願者数は,全国で57万6,829人(現役生46万4,950人,既卒者10万6,682人)。

埼玉県出身者は,3万1,9021人(現役生2万5,750人,既卒者6,152人)である。

現高校3年生の10人に4.4人が受験する。


一昨日,一人の塾生からこんな言葉を聞いた。

「先生,今度の英検,2級を受験するんですが,もう早く受けたくてしょうがないのですよ。今までは試験と聞くと頭がいたかったんですが,こんなに試験を待ち遠しい気持ちになるなんて,初めてのことです。」

これはまさに,「武者震い」である。大辞林によると, 戦いや重大事に臨んだときなどに,心が奮い立ち,からだが小刻みに震えることとある。

私も例えばマラソン大会の直前などには,一種の高揚感に包まれ,苦しいだろうな,走り切れるかな,などという弱気な思いや雑念は一切頭をよぎらない。

周りはみな,君の同志である。

試験前はあめちゃんでもなめながら,心の中で「うぉー」と叫んでみてほしい。声に出すと別室に連れていかれるので,あくまでも心の中でね。

すると「始め」の合図とともに,気持ちがすぅーと落ち着いて,問題に集中できることになる。試験前にあまりに冷静さを保とうとすると,問題用紙を開いたとたんに心臓がばくばくしてしまいかねない。

試験前に心の中で「うぉー」です。周りはみな,君の同志です。

健闘を祈ります。