手動のコーヒーミルを使って2杯分のコーヒー豆を塾生の彼に挽いてもらった後,その豆を使ってプロのバーテンダーが煎れてくれたサイフォン・コーヒーを楽しんだ。
自分の力で豆を挽くのも,サイフォン・コーヒーが出来上がっていく様子を見るのも,ましてやバーなどは彼にとってははじめて経験だ。
一浪を決めて予備校に通いながら,塾生としてちょうど1年経った今,入試日程をすべて終え,第一志望は届かなかったが,帝京大(経済)に無事に合格し,自分に納得して進路先を決めていこうとする彼を今夜は誘い出した。
基礎レベルから始めて,初級・前期の半ばまで,「一語一句の文中での役割と200wpmとシャドウイング」を合言葉に,具体的な努力を粘り強く重ねてきた。
彼からは「人にやらされ感」を感じたことがなく,自分の中にちゃんと「やるべき基準」,「自分のものさし」があった。こういう人は将来,きっと伸びしろも大きいだろう。大きく成長していってほしい。