霜栄「現代文読解力の開発講座」(駿台文庫) 冒頭のメッセージに,英文読解にも通じる一節がありますので,備忘のために書き記します。
●勉強とは鏡の前に立つようなものです。君が問題の本文と設問をどれだけよく考えたかによって,解説を読んで得られるものも多くなります。
●入試や模擬テストは実力を発揮する場ですから,時間内で本文を大まかに理解して推測で答えを出すわけですが,(中略) ここでは,時間がかかっても,100%本文と解答の論理を理解するようにしてください。
●つねに筆者の立場で読むことを心がけてください。いわば,君が筆者を演ずるわけです。自分が文章をどう感じるかではなく,筆者は何を考えてどう書いているのか。
文章を筆者の立場で,
①追イカケル
②立チドマル
③見クラベル
の3つが大切な演技です。これが正しくできるようになってください。なぜって?それは本書を最後までおやりになればわかることと思います。(以上引用)
英語が読めるようになればなるほど,現代文の読解力が物を言います。お薦めの一冊ですので,参考にしていただければと思います。