【備忘録】
日本経済新聞の春秋(8月3日付)で,NHKラジオ『実践ビジネス英語』の寸劇(ビニエット)が 紹介されています。
舞台はニューヨーク。グローバル企業の社員たちは,「21世紀に求められるスキルとは何か?」というテーマでやり取りしている。
広報担当マネージャーは,「批判的思考力,コミュニケーション力,協調性 ですね」とまとめる。これらは可視化や数量化が難しいソフトスキルと呼ばれている。
別の人が,経済の変化が速まっている今,「環境に適応し,柔軟に対処できること が重要になっている」と賛同する。
また,3つのスキルが備わる人材の不足を嘆く声もある,としています。
『21 Lessons for the 21st Century』(邦題「21世紀の人類のための21の思考 21 Lessons」)の 教育 (Education) の項で,「私たちは何を教えるべきか? (What should we be teaching?)」について,多くの教育の専門家 (many pedagogical experts) が支持する主張が 紹介されています。
「学校は,4つのC (the four Cs),すなわち,批判的思考 (critical thingking),コミュニケーション (communication),協働 (collaboration),創造性 (creativity) を教えることに 方針を切り替えるべき。」
「学校は,専門的な技術 に重点を置かず (should downplay technical skills),汎用的な 生活技能 を重視すべき (should emphasize general-purpose life skills)。」
「なかでも最も重要なのは(Most important of all will be the ability),変化に対処し (to deal with change),新しいことを学び (to learn new things),未知の状況下でも 心の安定を保つ (to preserve your mental balance in unfamiliar situations) 能力になるだろう。」としています。