どくしょひゃっぺん ぎ おのずから あらわる
百遍も繰り返して書物を熟読すれば、よくわからなかった意味も自然にわかる。乱読を戒め熟読の必要を説いた句。読書百遍意自ら通ず。
(大辞林)
日本史の話。教科書を一度も通読せずに受験する人がいるという。百遍とまではいかないが,最低でも複数回の「通読」は欠かせないのではないか。5回,7回,10回,何回読んだ方がいいでしょうか? などと言ってないで,早く始めるに越したことはありませんよ。読んでも頭に入らないのですが…。普段から本を読んでいなければ,読めるようにはなっていません。読むことでしか読めるようにならないのですから。でも大丈夫。読み続けていれば必ず頭に入ってくるようになります。但し「ふむふむ」言いながら読んでください。これを「ふむふむ読み」と言います。1周目はかなり苦労しても,2周目,3周目と徐々に楽に,そして楽しくなってきます。
英語の場合は「読書百遍,義おのずから通ず」はあてはまりませんよ。読んでわからない英文を100回読んでも,やはりわかるようにはならないのです。