2012/07/07

国会事故調


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昨日、原発事故調査委員会(国会事故調)が、約半年間にわたる調査活動を終え、国会の衆参両院議長に報告書を提出しました。

国民の代表である国会(立法府)のもとに、政府や事業者から独立した調査委員会が設置されたのは、憲政史上初めてのことだそうです。

国会に設置されたことには大きな意味があり、調査に必要な文書の提出請求権や国政調査権といった強い権限を持って調査に臨むことができました。

事故の結論や提言などがまとめられたこの報告書は、国会事故調の公式サイトでダウンロードできます。興味のある方は、ぜひ一度読んでみてください。

「時間がない」という方は、黒川清委員長による「はじめに」、「事故の根源的原因」、「各委員からのメッセージ」あたりを読めば、報告書全体の内容を把握しやすいのではないかと思います。

最近、政治や社会のことを考えると、どうしても気が重くなりがちですが、まだまだ良識ある立派な人がいるものですね。日本の良心に触れたような気がしました。