当たり前の話ですが、水泳の教本を読んで泳ぎ方を理解しただけで、泳げるようになった人はいません。
泳げるようになりたければ、教本の内容を理解した上で、とにかく泳いでみることが大切です。
一方で、「泳げるようになりたい」と言うだけで、教本も読まず、実際に泳ぎもしない人は、絶対に泳げるようにはなりません。
これは、ごくシンプルな話です。
また、自分の泳ぐ力を級別試験に委ねる必要はありません。自分がどの程度泳げるのかは、実際に泳いでみればわかるはずです。目をそらさず、自分自身で判断することが大切です。
スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」より
ピアノを習い始めたばかりなのに、リサイタルを催せるほどの腕前だと友人たちに吹聴したらどうなるだろう。
答えは言うまでもない。発達のプロセスを無視し、途中を省略することなどできるわけがない。それは自然の理に反する行為であり、近道しようとして得られるのは失望とフラストレーションだけである。
どんな分野にせよ、現在の能力のレベルが10段階の2であるなら、5に達するためにはまず3になる努力をしなければならない。
「千里の道も一歩から」始まる。何事も一歩ずつしか進めないのだ。